ダイエットに良いと言われる「朝食しっかり」は、食べ過ぎにつながります。ご注意を!

久しぶりの更新です。

患者さんの中には、いろいろなダイエット法を試してきた方が多く、お話(訴え)を聞いていると、「ダイエットの常識」に対する疑問がふくらんできます。

 

例えば、「朝食しっかり」は「朝食>昼食>夕食」との関連が大きいと思いますが、朝たくさん食べるとお昼もたくさん食べて、夜もたくさん食べる、という結果になることが多いようです。

私も自分で試してみましたが、一日の食事量が増え、胃腸の調子が悪くなり、体重も増えました。

 

「朝食しっかり」では、ご飯やパン、パンケーキなど炭水化物(ジャム、ハチミツ、メープルシロップなども)をたくさん食べることになります。しかもこれらはGI値の高い食品なので、血糖値急上昇→インスリン大量分泌→血糖値急降下→空腹→次の食事でも炭水化物の多いものを選択 というサイクルになりました。

 

では、一日の食事はどのように始めればよいのか?

私が30年以上実行しているのは、

1.「入れる前に出す」

朝は「排泄の時間」と考えて、トイレが最優先。

2.朝の食べ物は果物とヨーグルト、いずれも少量。

リンゴ14個を小さく切って、プレーンヨーグルト(無糖)カップ1と一緒に食べます。

3.間食はOK

午前10時〜11時頃、とてもお腹がすくので、パンやブラウニーなどを少し(サイズはiPhone4の半分くらい)を食べて、昼のドカ食いを防ぎます。

空腹にならなければ省略可!

という内容です。これが習慣になっていて、便秘もなく、体重の変化もあまりありません。

 

このくらいのルールで始めてみたらどうでしょう。

ではまた。(昼食、おやつ、夕食は次号に続きます…)