経穴(ツボ)はどうやって決めるの?

▲書籍も大切な情報源
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経穴についての考え方は、流派や施術者によって様々です。

私の場合は、不思議に思われるかも知れませんが、一言でいえば「天から降りてきた」ストーリーに従って進めています。文筆家みたいですね。

どういうことかというと、
目の前の患者さんのデータ(入室時の印象、問診の際の、睡眠・心理・仕事の状態・生理周期など)や環境的要素(温度、湿度、気圧など)が羽鳥の脳内にインプットされます。これらが、鍼灸医学・チャクラシステム・西洋医学・心理学、過去の事例(のべ約4万人)と相互にリンクして、最適な「解」がストーリーの形でアウトプットされるわけです。

様子を見ながら刺していく方法ではなく、施術を始める前に、ほぼすべてのツボの組合せが決まるので、一連の流れをカルテに記入します。(あらかじめ書いておくことで、鍼の抜き忘れ防止というリスク回避にもなります)

鍼を刺すのが速い、迷いがない、とよく言われますが、それは、最後までこの流れにしたがって進むから。

ところで、「ひらめき」や「直感」は脳科学の分野でも研究されているようですが、今後その正体が解明されるのが楽しみです。

…続く