時の流れと味わい深さ

オープンより23ヶ月が経過し、当院内の様々な部分に時間の経過を感じる様になりました。

 

ヒノキとスギの床材には、椅子の丸い脚跡や、キャスターによる長い線状の溝など、沢山の傷がついてきました。ヒノキのテーブルやボックスにも同様の傷や色の変化が見られます。

 

木材は、コーティングを施せば強度は増します。しかし、香り、足に触れた時の温かさ、柔らかさを重視して、あえて塗装をしませんでした。

 

傷ではありますが、見方によっては面白い模様のようでもあります。様々な出来事が刻まれているので、歴史、ある種の味わいのようなものを感じます。

 

床板の表面は、私や患者の皆さんの往来によって、光沢が出てきました。

 

一方、受付の白い机は、衝撃や粘着テープなどで、一部塗装が剥げてしまって、侘しい感じです。全てを同じように大事に扱い続けることは難しいですね。

 

今後も、治療院は、施術のスキルアップとともに、安らぐ(リラックスできる)環境を維持していきたいと思います。