五年前の今頃、私は集中治療室から一般病棟へ移ったところでした。
緊急入院の原因である循環器の症状は治まってきていましたが、激しい頭痛の後、右目に眼球運動の障害が起こり、ものが二重に見える「複視」の症状が現れました。
MRI、髄液検査をはじめ、あらゆる検査をしましたが、結局原因がわからず、「治るかもしれないし、一生治らないかもしれない。治ったとしても、何年か時間がかかるだろう。とりあえず、ステロイド治療をしましょう」という神経内科医の提案を断って退院しました。
二重に見えると気持ち悪くなるし、危ないので、右目を眼帯で覆い、左目だけの生活となりました。
いつ回復するか分からないので、当時勤務していた治療院を辞めることにしましたが、院長をはじめ同僚から、週に数回、鍼灸の施術を受けることができました。
その治療院では、師匠や先輩、同僚、そして私の施術によって、多くの人々の様々な症状（コリや痛みやダイエットだけでなく、難病も！）が改善していくのを見ていましたが、自分が重病人になってみると、本当に効果があるのか、心配もありました。
しかし、鍼治療のおかげで、2ヶ月ほどで、右目は元通りになりました。
はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)
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