心身ともに安定した日々は長くは続きません。
排卵後は様子が一変します。頭痛、腰痛、乳房痛、むくみ、便秘、食欲亢進、ニキビ、イライラ、怒りっぽい、不安、憂鬱、不眠、集中力・判断力の低下などつらい症状が現れる時期がやってきます。
このPMS(PreMenstrual Syndrome:月経前症候群)が、生理前の数日間という人もいれば、排卵後即、この状態に入り、生理が始まるまで続くという人もいます。また、症状の現れ方や程度も人によって様々です。
東洋医学では、体を構成する3大要素 を「気」「血」「水」と考えます。そして、それぞれを「実:有り余って(滞っている)状態」と「虚:不足している状態」に分けることができます。
不足している状態 過剰で乱れている状態
「気」: 「気虚」 「気滞」
「血」: 「血虚」 「瘀血、血瘀」
「水」: 「陰虚」 「水毒、水滞」
低温期(卵胞期)は、生理で出血しているので、「血虚」の状態でスタートします。「血」を補充するために、適度な食事が必要となりますが、高温期(黄体期)に食べすぎると「血」が有り余り、滞って「瘀血」の状態になり、胃腸が熱をもって、空腹になりやすくなります。
また、「水」が停滞しやすい(むくみやすい)時期でもあります。
睡眠不足やストレスがあると、「気」が停滞し、イライラや抑鬱が悪化します。
このように、PMSは、「気」「血」「水」の滞りによるものと考えられます。
したがって、この時期の鍼灸マッサージは、「気」「血」「水」のレベルが過剰にならないように、できるだけ滞りがないように整えることが目的となります。
生理痛もPMSもつらいものですし、何より毎月やって来るので、恐怖心を抱く女性は少なくありません。
鍼灸マッサージで多くの方のPMSが改善されています。生理痛とともに、PMSは「鍼の得意技」と日々感じています。
お悩みの方は、一度試して、効果を実感して下さい。
はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)
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