生理と呼吸器外科の関係

「気胸」という病気をお聞きになったことはありますでしょうか?
気胸とは、肺に穴があき、空気が漏れることで、肺がしぼんだ状態で、せき、胸痛、呼吸困難という症状が現れます。

 

やせた若い男性に特に原因もなく発生する自然気胸、肺の病気が原因で起こる続発性気胸や、交通事故などの外傷で起こる外傷性気胸などがあります。

 

いずれも、呼吸器の疾患で、生理とは何の関係もなさそうです。

 

ところが、生理の前後に発症するタイプの気胸があります。これは「月経随伴性気胸」といい、子宮内膜症(子宮内膜やそれに似た組織が、子宮内腔以外の場所に存在する疾患)によって、肺にできた子宮内膜成分が生理の時に剥がれ落ちて、肺に穴があくことが原因と考えられています。

 

かなり珍しい疾患ですが、トーリの患者さんにも月経随伴性気胸の経験がある方がいらっしゃいます。高島礼子さん主演の金曜プレステージ『医療捜査官 財前一二三』(201283日放送)でも、この疾患が取り上げられていました。

 

気胸は、女性には比較的少ないようですが、生理の前後で、せき、胸痛、呼吸困難といった症状がある場合は、この月経随伴性気胸の可能性も考えた方がいいでしょう。

 

生理痛やPMSなど、生理に関する悩みは多くの女性が長期にわたって抱えている問題だと思います。 最近では、「いろいろ試した結果、鍼が一番適していた」という声をたくさんいただいております。

女性にとって心地良い環境で、女性院長が施術します。安心しておいで下さい。

 

はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)

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