鍼を刺すスピードがなぜ重要なのでしょうか?

修業時代は、取穴部位(経穴:ツボの位置)の正確さとともに、施術の速さについても徹底的に鍛えられました。

その治療院では、ベッドに横になった患者さんだけでなく、椅子に座った方にも鍼をしていました。院長や他のスタッフ、そして患者さん達、衆人環視の中で施術 するので、非常に緊張します。時間がかかると、「遅い!もう3分経ったよ」と院長(師匠)から容赦ない指導が入りました。


この厳しい実地教育のおかげで、素早く、躊躇なく刺針できるようになりました。

さて、スピードがなぜ大切か?という話です。

鍼を刺すときは、(1)経穴(ツボ)の位置を決める、(2)鍼を刺す、という2つの動作に分けられます。どちらも素早く行わないと、迷いがあるように見えて患者さんを不安にします。


ツボの位置を「くるぶしから、指4本〜」などと探していると、師匠に「素人臭いからダメ!」とおこられたものです。

よどみなく流れるように刺していくことで、より高い効果を得られるようになってきたのも修業のおかげだと思っています。

プロの所作では、「スピード」、「リズム」が大切というお話でした。

 

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