シリーズ:「まことしやか」な健康情報を疑う!プロローグ 健康情報を発信する際の責任

無責任な情報が氾濫しています。

 

その中から信頼できるものを見つけるのがとても困難であると感じています。

 

私がこれまでに出会った怪しい「情報」、日々患者さんと接する中で気になった「情報」などについて、皆さんに正しいものを得ていただきたいとの願いから、指摘していこうと思います。

 

【根拠のない情報】

インターネットで検索すると、推測、思い込み、勘違いに基づいて発信された「情報」が目に入ります。

 

都内の治療院に勤務していた頃、「○○治療院 評判」で検索した時のことです。

検索結果の中には、そこで施術を受けたことがなく、直接の知り合いにも施術を受けた人がいない、としか考えられないことが書かれていました。

 

「そこは、耳鍼ですね」という内容で、それを見た人が、「そうなんですか〜…」というような感想(これが評判?)を書かれており、びっくりしました。

 

私は、その治療院で毎日施術していましたが、耳鍼は一切行っていなかったからです。

 

ダイエットで有名な治療院なので、「ダイエット→耳鍼」という連想で書かれたのでしょう。

 

【チェック漏れ?専門外の事柄は特に注意しなければ、と教えてくれた情報】

編集者や校正者のチェックを経た(はずの)書籍は大丈夫かといえば、一般の出版社が発行している「セルフケア本」でも怪しいものを見かけます。

 

知人から頂いた、ある療法の本ですが、その中に、東洋医学のページがあります。この療法は、陰陽五行説の考えを基にして自然治癒をはかる、とのことですが、東洋医学の基本中の基本である臓腑と陰陽が逆に記述されていました。ちょっと調べれば間違わなかったのに、と残念に思いました。

 

自分の仕事や専門分野については、間違いがあったら、チラッと見ただけで、「専門家の直感」によって、間違いを発見できることが多いのですが、専門外だとその直感がないので、とりわけ入念に確認を行うことが必要です。

 

私も、自分の専門外のことを書くことも多いので、この点は気をつけねば!と考えています。

 

専門家の方々、もし、私が正しくないことを書いていたら、お知らせ下さいね!

 

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