薬をめぐる闘い(葛藤)

重い病気を患い、激しい痛みや呼吸困難、悪心・嘔吐などの苦しい思いを一回でも体験すると、もう二度とあの辛さにさいなまれたくないという気持ちが強くなります。

 

処方された薬を長い間服用していると、その効果が強く出過ぎたり、副作用の問題もあったりするので、薬を止める、或いは、減らすことを考える時期がやってきます。

 

私の場合、発作が起きないようにする薬を2種類服用中ですが、そのうちの1つは既に半分に減らすことができました。


しばらくは問題なく過ごしていましたが、最近になって、効果が強すぎる感覚があり、主治医の先生に相談したら、「不調が続くようなら、もう1種類の薬を一日2回から1減らしてては?」と言われました。

 

前回もそうでしたが、実際に減らすときには、すごく迷います。

発作が起きるのは絶対避けたいので、やっぱり飲み続けた方がいいのか」vs「もう不要かもしれない薬を飲むことで体調が悪くなるのは意味がない、飲むのはやめよう」の闘い(葛藤)が幾度となく繰り広げられるのです。

 

患者さんの中には、私と同じような問題を抱え、悩んでいる方がいらっしゃいます。

 

病気になる前の私は、いつまでも薬を飲み続けることが理解できませんでした。

しかし、現在ではそんな「患者心理」に、心から共感できます。

施術者としては、病を得たことも、ある意味強みなのかも知れないと感じています。



はり・きゅう・マッサージ taulli (トーリ代官山)

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