辛い食べ物は「冷え」のもと:「冷えのぼせ」の続き

冷えのぼせは、冷え性が進んだものと言われています。


そこで、まず「冷え性」とは何かについて考えてみましょう。

 

似たような症状を表すものとして、低体温と冷え性がありますが、両者は別ものです。


低体温とは、一般に、体温が36℃未満の人を呼びます。これに対して、冷え性は体温が何度以下というような概念ではなく、他の多くの人が寒さを感じないような環境でも、体の一部や全部が冷たく、つらい症状を指します。

 

今月に入ってから、全国的にとても寒い日が続いています。こんな時に、唐辛子のたっぷり入った鍋が「体が温まるから良い」というように言われています。


しかし、これには、以前から疑問を持っていました。

 

というのも、辛い料理は、インド、タイ、メキシコなど暑い国に多いので、実は体を冷やす効果があるのではないかと考えています。

 

寒い地方の料理で、スパイシーなものがないように思いましたので、オスロに長く住む友人に聞いてみました。

 

北欧では辛いものを食べる習慣は基本的にないそうです。伝統的な食事は、脂こってりか塩漬け。辛いものが苦手な人が多く、お寿司屋さんでは、お寿司はほとんどが「さび抜きで、横に「がり」とわさびがどーんと乗ってくるとのことです。

 

唐辛子など辛い物を食べると、体がかっと熱くなり、汗もかくので、体を温めるように思われますが、実は温まる部分は体表面なので、陰陽バランスから考えると、内面は冷えてしまいます。


また、汗をかくのは、頭など体の上部が多いのではないでしょうか?全身が熱くなっても、ずっと温まるわけではなく、わりと早 く「冷めて」しまう気がします。

 

セーターなど厚着をしている時に大量に汗をかくと、その後冷えるので、冬の時期の食事内容や環境にはくれぐれもお気をつけ下さい。


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