日経メディカル」の特集「痛みに先手を打て」の中で、興味深いデータが掲載されていましたので、紹介します(2015年2月10日の記事)。
慶應義塾大学の中村雅也氏がまとめた調査結果によると、運動器慢性痛(腰痛・肩こり・関節痛など)の症状がある患者さんのうち、整形外科を受診した人は 19%、整体・整骨院・鍼灸などの治療を受けた人が20%、全く治療を受けていない人は55%。そして、整形外科を受診した人の約半数が治療を中止または 変更していたそうです。その理由は、治療満足度の低さとか。(図参照)
また、この記事では、医療機関(整形外科・外科)を最初に受診した人は、年齢が高い、症状が重いという特徴があり、医療機関を選択したものの、期待した効果が得られずに受診をやめたり、他の療法に流れたり、ドクターショッピングをするようになる、とみています。
さて、鍼灸を受けられた方の満足度ですが、鍼灸による治療を選ばれた患者さんの数は少ないものの相対的に満足度が高く現れています。この選択肢の中では、鍼灸が治療効果をより期待できると見て良いのではと考えています。
なお、この記事では、「マッサージ」については、あん摩マッサージ指圧師免許のある施術者による治療のマッサージなのか、エステなどのリラクセーション系のものなのかが不明ですので、その点にご注意下さい。
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