関東地方も梅雨入りしました。
鍼灸マッサージというと、腰痛・肩こりのイメージが根強いようで、「患者さんは冬場が多いでしょう?」とよく聞かれます。
確かに寒くなると患者さんが増えます。
しかしトーリでは、6月の来院者数が最多となっています。
特に、30〜40代の患者さんが8割を超えた頃から顕著になりました。
手足が鉛のように重い、
鈍い痛みがある、
だるくて無気力、
気分が落ち込む、
体が重くて横になりたい、
息苦しさ、
腹部膨満感、
頭重、
集中力・活力がなくなる、
腸の具合が悪い、
足のむくみ、
などがこの季節特有の症状といえます。
これは「湿邪」の仕業です。
「湿邪」は粘着性があり、長く留まる、という性質で、とても重苦しいものです。
湿度に加えて、東京の6月は、夏のように暑い日もあれば、梅雨寒というように気温の低い日もあり、温度差が大きい時期です。
また、オフィスや電車では冷房が入っていますから、外気との温度差の対応も難しい…。
その結果、自律神経系が乱れてきます。
このように、体調不良となる原因がたくさん存在しています。
女性は、気象や気圧の変化に影響を受けやすいといわれていますので、不調を訴えることが多くなるのでしょう。
さて、この時期の対処法とは?
体の外側の「湿邪」に対しては、エアコンや除湿乾燥機をうまく使って室内をドライにして、温度変化に対応できる服装で対応します。
内側の「湿邪」には、鍼灸マッサージで、体をいつも以上に「水はけの良い」状態にしておくと、6月もあまり不調を感じないで過ごすことができます。
是非、お試し下さい。