鍼は痛い!?こわい!?

初めて鍼を受けるという患者さんに鍼のイメージを聞いてみると、みなさんそろって、「痛そう」「こわい」「衛生面が心配」とおっしゃいます。トーリではも ちろん衛生面にとても気を遣っているため、みなさん安心されるのですが、それでも「痛そう」「こわい」というイメージは強そうだなと感じています。

 

鍼は本当に効果があります。即効性もあります。

 

それなのに、さまざまな症状で悩んだときに最初に「鍼に行こう」と思わないのは、「痛そう」「こわい」というイメージが大きく影響しているのではないでしょうか。

 

当院の患者さんは、20代〜40代の女性が約8割ですが、年齢の幅は広く、0歳から70代までいらっしゃいます。

「0歳!?」という声が聞こえてきそうです。そう。0歳児もいるし、幼児も小学生も来てくれます。鍼は赤ちゃんもできるのです。

 

0歳(生後8ヶ月)の赤ちゃんは、発熱で小児科へ行き、抗生剤を投与されてからお腹の具合がとても悪くなり、夜中の下痢と夜泣きが何日も続いて来院されました。ご両親もお疲れで、何より本人がとても調子が悪そうでした。

 

大人と比較して、治療時間も短く設定するので、全部で5分程度です。鍼を刺したときは、泣くこともなく、きょとんとしていました。その夜から、下痢は治まり、すやすやと眠れるようになったそうです。ご両親もよろこんでくださいました。

 

小学生のお子さんは、受験疲れとストレスで来院されました。大人と同じように肩こり、目の疲れがあり、疲労がかなり溜まっている様子がうかがえました。

 

子どもは先入観がないせいか、最初鍼を刺すときから痛がらず、こわがらない場合が多いです。このお子さんも例にもれず、鍼を刺してすぐに「気持ちが良い」 と言ってリラックスし、すやすや寝始めました。それから鍼のファンになったそうで、定期的に来院するようになりました。

 

このように、小さなお子さんにも鍼治療は有効ですし、何より、痛がっていない、こわがっていないことがおわかりいただけると思います。

 

鍼はこわくありません。もちろん鍼を刺すので(注射よりはるかに細いです)ちくっとはしますが、赤ちゃんも痛がらないくらいですし、一瞬です。

 

そして何より即効性があります。この赤ちゃんのようにその日の夜には効果が出ることも珍しくないですし、肩や背中・腰の痛みは鍼を刺した瞬間に変化が出る ことも多いので、手が上がらなかった方が、帰るときには両腕をぶんぶん振り回せるほどになることもよくあります。

 

他にも、便秘で悩んでいた方に鍼を刺したら、「トイレに行きたい」とおっしゃり、慌てて鍼を抜いたこともありますし、生理痛で苦しんで来られた方が、痛みがすっかり引いて、ニコニコしながら帰られることも珍しいことではありません。

 

また薬を使わずに治療ができるので、子どもに薬を飲ませたくない場合や、薬の飲めない妊婦さんにもよろこばれています。

 

いかがでしょう。鍼のイメージが少し変わったのではないでしょうか。悩みがある方、ぜひ一度いらしてください。百聞は一見にしかず。鍼の底力を感じていただけることを楽しみに、ご予約お待ちしております。