●鎗ヶ崎(やりがさき)わんこ通信

・鎗ヶ崎は、taulliのあるヒルズ代官山のすぐ目の前の交差点の名前です。

・日々のできごと、季節の移り変わりなど、感じたこと、思うことを、助手のわんこ(JoshといとこのPeter)がお送りします。

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鎗ヶ崎わんこ通信 2016年8月

猫
▲どこへ行こうと勝手でしょ!

2016年8月29日(月)

♪~You say yes, I say no, /You say stop and I say go go go, ~♪

TVドラマの「家売るオンナ」を毎回楽しみに見ていますが、主人公の北川景子さんが部下を呼びつけて「ゴー!」と叫ぶシーンに、なぜかビートルズの「Hello goodbye」(1967年リリース)がかぶります。

1966年の6月29日にビートルズが来日して、5回の公演を行いました。今年、来日50周年を記念した写真展やトリビュート・コンサートが開催され、TVでもいくつかの特集番組が放映されました。

 毎週日曜日に欠かさず楽しみに見ているトーク番組「ぼくらの時代」(TBS系)のオープニングテーマ曲が、彼らのアルバム「マジカル・ミステリー・ツアー」(1967年、アメリカ/イギリス版は2枚組EP盤でした)に収められ、シングルでもヒットした「Hello goodbye」です。このアルバムは、彼らの製作した同名の映画のサウンドトラックと、シングル盤既発売の5曲が追加されたものでした。イギリスのBBCで1967年に放映された映画は不人気で、アメリカでの放映は1976年まで待たなければならなかったとのことですが、アルバム自体はビルボード誌で8週間連続1位と大好評で、その後イギリスへ逆輸入されました。

 当時の音楽雑誌「ニュー・ミュージック・マガジン」(1964年4月創刊)の毎年恒例のミュージシャン・ランキングの常連だった彼ら(ギターはジョージとジョン、ベースはポール、そしてドラムスがリンゴというように)は、まさにスーパースターでした。

日本で1964年にリリースされた「抱きしめたい」(本家イギリスは1962年リリースの「ラブ・ミー・ドゥ」、アメリカでは1963年の「プリーズ・プリーズ・ミー」が最初)から、1981年の「レット・イット・ビー」(B面「ゲット・バック」)までの47枚のドーナツ盤(その後3種のCD盤あり)のほとんどが、耳に焼き付いています。

何度もレコードを聴いて、曲のコードや演奏法、そして歌詞をコピーしていました。中学、高校、大学と学び続けた英語を~話す機会はあまりないのだけれど~嫌いにならなかったのも、彼らのおかげなのでした。じゃあ、またね。


▲一人ではハモれない。
▲一人ではハモれない。

2016年8月17日(水)

♪~夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう 青空に残された私の心は夏模様~♪

夕暮れ時に、時折、涼しい風が心地良くて、このまま秋の訪れを迎えたい、井上陽水(1948年、福岡県出身)の「少年時代」(1990年リリース)が似合う感じです。若い頃にギターでコピーしたことを思い出しました。

すでに、定年で再雇用となっている先輩と、帰り道にフォークやロックなどの話題で盛り上がりました。彼は、iPodに自分たちがコピーしているバンドのオリジナル曲を入れて、空き時間にずっと聞いているのだそうです。昔、英語教材で流行った「1000時間ヒアリング・マラソン」の学び方と一緒ですね。曲のリストを小さな画面で見せてもらいました。S&G、PPM、ビートルズの知られた曲たちです。二人でアコースティック・ギター2本、そしてハーモニーを取るのが楽しいといっておられました。

ハーモニーといえば、朝のワイドショーの中で、1977年に大ヒットした「ホテル・カルフォルニア」のイーグルス(1971年デビューのアメリカのロック・バンド)の紹介があり、その中で、彼らが録音の時に一番時間を取ったのはハーモニーだったということでした。楽器の演奏は一人でも練習ができるけれども、ハーモニーだけは全員が揃わないと練習ができないという訳です。全員がメイン・ボーカルをはれるイーグルスであっても、そういうことなのですね。

先輩は、知り合いが運営するライブハウスで時々練習の成果を披露されているとのこと。楽しそうね。


2016年8月4日(木)

♪~I’ll be your hero いろんな色で染まる 世界で一人で 振り向かなくてもいい 今までの君のまま 進めばいいから あきらめないで everyday 君だけの為のhero~♪

全編CGで、ピカピカ金色の背景。安室奈美恵(1977年、沖縄生まれ)が前に歩き出しながら歌う「Hero」がTVから流れていました。NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソングとのことです。

オリンピック間近になって、ロシアの国家的、組織的なドーピング不正がマスコミをにぎわしました。スタジアムやオリンピック村建設にかかる巨額費用、それをまかなうスポンサーのCM、放映権、高額な入場券。選手の国家的なプロジェクトによる育成、プロ選手の参加などなど…毎回「アマチュアリズム」やオリンピックの本質って何だろうと考えさせられます。

もちろん、卓球女子、女子バレーボール、柔道女子、体操、サッカーなど、ひいきの選手やチームが出場するとなれば、熱中するし、応援したい(女子が多い!)。前評判や予想を覆すような番狂わせはなかなか現れませんが、先日のプレミアリーグで初優勝したレスターのような「万が一」を期待してしまいます(どこか子犬を思わせる岡崎が男を上げましたね)。

「参加することに意義がある」と言ったとされる、豊かな髭を生やした近代オリンピックの父クーベルタン男爵を思い出します(実際は、その前に聞いたペンシルバニア大主教の言葉に感銘を受けて引用したというのが正確らしいです)。

選手の皆さん、メダルはもちろん目標だろうけれど、気にしていないから。精一杯汗かいて!うれし涙も、悔し涙も共感するからね。じゃあ、またね。